二十四節気便り 5月20日 小満(しょうまん)

 皆さんこんにちは パーソナル薬膳トレーナーの緒形なおみです。

今日は二十四節気の小満

江戸時代に書かれた暦便覧では

『万物盈満すれば草木枝葉繁る』

とあります。


盈(えい)とは『満ちる』という意味なので...すべてのものがモリモリに満ちている状態。草木、枝葉に至るまで生命力に満ち溢れた時期ですね、ということだと読み解くことができると思います。

 先日、漢方のお仲間たちと一緒に東京薬科大学の薬草園に行ってきました。ちょっとしたハイキングになりそうな小山に生薬になり得る数々の樹木や草や花を見ることができました。

生薬としての名前は知っているものの、それがどんな植物なのか、どんな花を咲かせるのか、どこを使っているのかという事までは私は知識に乏しいため、同行してくれた漢方薬剤師の先生や植物のスペシャリストの方などの解説を聞きながら巡る、とっても贅沢な時間でした。

薬科大学の薬草園は観賞のために整備されている施設というより、山の中で自然に息づく様子が見て取れるなかなかワイルドな場所。草木も新緑から深緑に移り変わっていて、まさに小満のこの季節ならではの姿を見せてくれました。


 春にしっかり枝葉を広げた生命は、これから夏の陽のパワーで益々勢いづいて目覚ましい成長を見せるときとなります。


私たち人間の身体も、春に心身ともに気持ちよく生活が出来ていたら、これから迎える梅雨の時期のジメジメした気候の時でも、要らない水はしっかり外に追い出す力を備えることができ、また夏の陽気に負けないカラダに調整していくことができるはずです。


 今、ちょうどいい気持ちの良い時期だと感じられる時だからこそ、『調子いいぜ!うぇ~い!』とヤンチャな食べ方や飲み方には注意してくださいね。

気持ちの良い場所、美味しいご飯などでご自身が満たされる養生をして、次の季節に備えていきましょう♪

深緑の森で、植物のパワーを分けてもらったような、そんな小満の時期のハイキングでした。 


家に帰ってからのビールが美味しかった~!‼

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