発酵食品と薬膳 ~ザワークラウト~

皆さんこんにちは パーソナル薬膳トレーナーの緒形なおみです。


 さて、私が薬膳の世界に足を踏み入れる前のこと

30代の最後の方、骨盤エクササイズのインストラクターとして都内近郊のスポーツジムでレッスンを受け持っていた時期がありました。

新人インストラクターの私でしたが母親歴・主婦歴もあり発酵食品を積極的に摂るようになって調子が良くなった経験もあったため、食事などの話題も織り込みながら各地で定期レッスンを担当していたところ、生徒さん達からは次第に食事のことを相談されることが増えてきました。

 生徒さん達からは食事もカラダにいいって言われているものを食べてるのに、何の効果も感じないとか、かえって調子悪い気がするという話を聞いたりするようになり...

その人に合ったものを選ぶってどういう事だろう? という事を考え始め辿り着いたのが『薬膳』でした。

 以前、発酵食品の先生が

『体は食べたものでできているのではなく、吸収したものでできている』

ということをおっしゃっていました

どんなにカラダに良いと言われるものを食べたとしても、それを活かせないと栄養にはならないし体に良い作用をもたらさない。当たり前のようですが、実はそこを意識していない人もたくさんいるような気がします。


 薬膳に『脾胃(ヒイ)論』というものがあり、ざっくり言うと『消化器系統、超絶大事』ってことなんですけどね

どんなに食べるものを吟味したところで、受け入れる側の臓腑が弱っていたら、栄養になるものも無駄になってしまうどころか、かえって体に負担をかけてしまう事だってあります。

まずは自分の受け入れ態勢が整っているか、調子の良し悪しはカラダが様々なサインとして教えてくれていますので『カラダからのサイン』をしっかり受け止めてみてくださいね。

 

特に春は自律神経をつかさどる『肝』の働きが過剰になりやすい時期にくわえて、卒業や入学、新生活など大きく環境が変わる時期ですから…

日ごろのストレスが胃の痛みや消化不良などのお腹の調子に出やすい、という方におすすめの発酵食品の常備菜をお知らせします♪


【春キャベツのザワークラウト】

1.キャベツの重量に対して2%の塩をもみ込みます。

2.鷹の爪と粒胡椒、ローリエなどと一緒に消毒済みの容器にぎゅうぎゅうに詰め、空気に触れさせないように常温で発酵させます。

3.2日後くらい(夏場は1日でもいいかも)に冷蔵庫へいれました。

我が家はあんまり発酵しすぎる子供たちの箸が伸びなくなるので、一度にたくさんは作りません。

今回はローリエは入れず、山椒を入れて爽やかさをUPさせてみました

☑キャベツは《健胃》という文字通り胃を健やかにする働きがあります(栄養学的にもキャベジンという胃粘膜の保護成分もありますよね)

乳酸発酵で腸の調子がよくなるのはもちろん、腸と肺はセットで考えるので花粉でダメージを受けやすい鼻や喉などの肺系にも良いな(だったら肌にも良い)...といろいろ重宝しそうなザワークラウト

ぜひお試しくださいませ!

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