重めのハハゴゴロ入り ささげ豆のぜんざい

 皆さんこんにちは。パーソナル薬膳トレーナーの緒形なおみです。

さて、大寒のころはやはり寒さが厳しかったですね。お天気が悪くて寒い日ってどうしても小さく縮こまってしまいますし、元気も出ない。ちょうど私はお休みで家から出たくないなぁと思っていた日、せっかくなので娘の好きなぜんざいでも作ってみるか。

ということで小豆…と言いたいところですが、父が畑で作ったささげ豆と私がプランターで育てたささげ(私のは粒がめっちゃ小さかった(-_-;))で作ることにしました。なぜささげにしようと思ったかというと...


 ささげと小豆、どらもマメ科ササゲ属で見た目はそっくり。

小豆がちょっとツヤがあり、加熱したら皮が破れたり荷崩れやすいので、あんことかぜんざいには向いていますよね。


一方、ささげは見た目はくすんだ感じですが、加熱しても皮が破れないので縁起物のお赤飯を炊くときはささげ、みないな使い分けをする方も多いかと思いますが


実はこの2種類のお豆、薬膳的な効能が全然違うんです。

☑小豆:カラダの中の余計な水や湿気、熱や毒や腫物などを取り除く働きがあります。要らんもんを『出す』系の働き。

☑ささげ:消化吸収に関係する臓腑【脾と胃】の調子を上げる、生命エネルギーを蓄える腎を補うといった『助ける・補う』系の働き。


そう、寒くて元気が出ない時だからなぁと思っていたので、荷崩れしにくいしぜんざいにはそんなに向いてないかも知れないけど、敢えてささげをチョイス。 もち米はお腹の調子を上げて元気の『気』を育む働きがあるので冬場の消耗するシーズンにはピッタリかなと。


 受験シーズンで色々と消耗してる面もあると思うので、甘い物でホッと一息ついて元気をチャージできたらいいなぁという少々重めのハハゴゴロも一緒にコトコト煮込んだ 【ささげのぜんざい】でした。


薬膳の手帖 パーソナルレッスンであなたの薬膳ライフをサポート

おうちご飯に薬膳の知恵を。 ひとりひとりのペースに寄り添って、薬膳の知恵や知識をお伝えしています。

0コメント

  • 1000 / 1000