お腹のグーを聞くために。~胃腸の働き方改革~

 お正月休み。九州の実家でのんびりと過ごしてきました。

暴飲暴食とまではいいませんが、

お正月という事もあり食事はいつもより品数が多くて豪華。お酒飲みの一家なので座って飲み始めたら長い。ちょっと一息、のついでに果物や手土産、いただきもののお菓子が出てくる。そのうえ外食したり久しぶりに会う友達と飲んだり。

なんだかずっと飲み喰いしていたような気がします。


 そして家に戻り、日常が戻ってきて気が付きました…

 最近、お腹がグーって言っていないことを。


お腹がグーとなるのは、お腹が空いたサインではなく、

『消化が終わりましたよー』

『胃、これから休ませてくださいねー』

というお知らせ。

そんなお知らせを何日も聞いてないということは…胃腸が休む暇なく働いているという事。


☑ 消化が終わる前に次の飲食物を入れている。(頻度が高い・量が多い)

☑ 消化しにくいものを大量に食べている。(負担が大きい)

☑ 消化の働き自体が低下していて、なかなか消化できていない。(脾胃の元気がない)


これ、仕事量が多すぎ、能力以上の仕事を課せられている、疲れ切っているのに休めていない、みたいなブラック企業の働き方を自分自身に与えてしまっているのと同じこと。

カラダは食べ物が入ってくると真っ先に消化に力を注ぐ性分なので、どんなに仕事が残っていても体力が限界に近づいていても胃は働こうとする。本当に健気なやつなんですよ。


お正月など楽しい心持ちだったりすると、辛い症状として出てくることは少ないかもしれませんが、


☐ごはんを食べたらすぐ眠くなる、横になりたい。

☐寝ているとヨダレが垂れている

☐いつもより顔がたるんで見える など


当てはまるものがあったら、あなたの脾胃(消化系統)が悲鳴を上げている証拠です。


【働いたら必ず休養が必要】


これはカラダの中も同じこと。 


お腹が空いていなくても『時間だから』といって食べるのではなく、

【お腹が空いたのを確認してから食べる】のも養生のひとつです。


 胃腸もちゃんとお休みさせてあげてくださいね。

(持病などで食事指導を受けている方は、お医者様などの指示に従った対応をお願いします)



次回は胃腸の働き方改革。朝ご飯を変えてみたお話です。





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